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ジルコニアセラミック修復- 個々に異なる修復環境に対応するための理論と実践 -” 

抄録

現在われわれが日々行っている補綴臨床において,ガイドラインに則って支台歯形成を行ったとしても,術者の予測した,あるいは患者の期待する結果とはならないことがある.その要因の1つとしてまず挙げられるのが,昨今の歯冠修復材料の多様化であり,それら個々の材料特性と個々の支台歯の状態を踏まえた支台歯形成が必要となっている.患者の術前の状態もまた,多様化している.日々の臨床のなかで「再治療」が占める割合は大きく,その術前は周囲歯肉、残存歯質共に悪条件であることが多い。とくに前歯部修復など,審美的要素が重要視される症例おいて患者の満足を得るためには,支台歯形成時に歯根の変色度合い,支台築造材料の種類や歯肉の厚みを考慮する必要がある.本講演では,これら悪条件をともなう一方で,患者が審美的な回復を望むことが多い前歯部再歯冠修復症例に対する治療アプローチ,とくに支台歯形成,プロビジョナルレストレーションの工程,  修復物製作における要点について解説し,  自然感のあるセラミック修復を達成するためのジルコニアセラミック修復を中心に紹介したい

大谷一紀
KAZUKI OTANI

大谷歯科クリニック
 
略歴
1997年 日本大学歯学部卒業、日本大学歯学部歯科補綴学第Ⅲ講座(~2006年)
現在、医療法人徳洋会大谷歯科クリニック院長
 
日本補綴歯科学会専門医
Esthetic Explorers 会長

湯浅直人
NAOTO YUASA

大谷歯科クリニック
 
略歴
2004年 東邦歯科医療専門学校専攻科卒業、医療法人新芽会近藤歯科勤務
2010年 医療法人徳洋会大谷歯科クリニック勤務
 

所属
クラレノリタケデンタル株式会社公認国際インストラクター
湯浅セミナー主宰